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「生命の樹をめぐる - カンタ、カラムカリ、アップリケ」

2019年4月11日 - 7月13日
会期中の木・金・土曜日 開館

掛布[カンタ] ベンガル地方 19世紀後半
掛布[カンタ] ベンガル地方
壁掛け[カラムカリ] インド アーンドラ・プラデイーシュ州
儀式用被衣 インド グジャラート州 20世紀後半
撮影:笹谷遼平

生命の樹をめぐる
岩立広子

 人生の大半を旅から学んできた私にとって、インドで過ごした時間はどれくらいになるか数えてみた。渡航回数は80回なので、1回の日数を平均35日とすると、実に2800日となる。7年と306日。約8年近くインドで過ごしたことになる。その間、生命の樹の恵みを、実感としてどれほど受けたことか。

 どの樹木も地下から吸い上げた水を逆三角形にのびた枝葉を通して思いっきり太陽に向かって葉をひろげ、花を咲かせ実を結ぶ。そして木陰をつくってくれる。その情景を主題にした壁掛けが、インドのコロマンデル海岸でつくられた、カラムカリと呼ばれる木版更紗である。同時にイランでも、全く同じデザインの布がつくられた。拝火教の人々が、糸杉が天に向けてのびるモチーフに、永遠の生命を重ねて使う様になった。

 生命の樹は、木版更紗以外に、カッチ地方のアップリケの壁掛け、ベンガル地方のカンタのデザインにも見られる。吉祥のデザインとして、四隅から中央に向かって描かれたり、樹木だけで構成されたものもある。特にイスラーム圏のものに樹木が多い。今回はそれらの、私達がとても大切にしてきた主題をテーマに選んだ。準備中に偶然イランのJahanara女史が来館され、ラッキーにもご協力下さることを約束して下さった。素晴らしい偶然が重なり、講演もお引き受け下さる事になった。楽しみです。



講演会

*各回予約制で定員40名、会費2,500円。ご予約は4月23日(火)からの10時〜16時の間にお電話にて受付します。
*友の会会員は先行予約として4月16日(火)からお電話を受付ます。

5月14日(火) 13:30−15:30
「インド、人々の心の内にしげる樹」
講師 |西岡直樹

[宇都宮大学農学部卒 1973年〜78年にかけてインド・西ベンガル州の2つの大学でベンガル語を学ぶかたわら、村々をまわり、昔話や植物にまつわる話、放浪の絵師ポトゥアの絵巻物や語りを集める。西岡由利子とともにアナンダ工房を運営し、ベンガルとの行き来を繰り返している。現地の工房では、染めを完璧にこなす次世代が育っている。]


6月18日(火) 13:30−15:30
「イランにおける生命の樹」
講師 |モジュガン・ジャハンアラ

[イラン中西部、ハメダンで生まれる。テヘランの国立アルザフラー大学でテキスタイルデザインを専攻し、1997年来日。神戸芸術工科大学で杉浦康平氏に師事、デザイン論の博士号を取得する。以来、イラン・インド・日本のデザインの研究・教育活動を行なっている。最近の研究に「イランと日本のデザイン・生命の樹と庭における水の宇宙論」]



望月真理さんのお話会

長年カンタを作り続けてきた望月さん。
ライフワークの1つとして、多くの人にカンタを広める活動をなさっています。
現在も意欲満々の望月さんに、日常を豊かにするカンタ作りの魅力をお話いただきます。

講師:望月真理さん
日時:6月5日(水曜日)13:30〜15:00
会費:2,000円
定員:先着25名

・申し込みは電話か、ミュージアム受付にて受付しております。
・電話受付時間10:00〜16:00(日・月曜日は休業)
・GW中は4月28日(日)〜5月1日(水)が事務局休業日となります。




ギャラリートーク

4月27日(土)/ 6月8日(土):館長 岩立広子

5月25日(土)/ 6月29日(土):内村 航(学芸員補)

いずれも予約不要で当日10:30−11:30に展示品の解説をします。
会費200円(別途入館料) 友の会会員は無料です。

上記の日程以外でも、10名以上の団体を対象にギャラリートークを受け付けています。
ご希望の方は、事前にお申し込みください。